シェフズデイ2016 ART ON A PLATE

シェフズデイ2016 ART ON A PLATE
105カ国の世界のシェフが会員となっているWorld Association of Chefs Societies(世界司厨士協会連盟 通称WACS)では、毎年10月20日をChefs Day(シェフズデイ)とし、その年のテーマに応じた活動を各国で行っています。今年の世界共通テーマは「ART ON A PLATE」です。総本部では、昨年のテーマ 「Healthy Kids – Healthy Future 」に続き、今年も小学校での食育授業を行うことになりました。
 一般社団法人ニュートリション運動推進会議子どもの健康づくり委員会と共催し、ネスレ日本株式会社協賛による「インターナショナル シェフズ デイ 2016」を東京都目黒区立田道小学校にご協力いただき、4年生2クラスの合計43名の児童が参加し、開催しました。また、テーマである「ART ON A PLATE」の副題を「彩り豊かに飾り付けよう」とし、野菜のテリーヌを取り上げ、児童に参加型の体験授業を実施することになりました。
 当日は、児童全員が集まり、宇都宮会長、丸山智子校長先生のご挨拶の後、2クラスに分かれ、沼尻寿夫シェフ(総本部組織強化委員長・ウェスティンホテル東京 総料理長)と岩崎勇シェフ(総本部海外交流委員長・アパホテル&リゾート東京ベイ幕張 名誉総調理長)による食育授業を行いました。
 テリーヌに使ったたくさんの野菜の中には、あまり身近な食材ではないものも入っています。根セロリやポロネギなどは児童に見てもらうだけでなく、実際に触ってもらい食材を身近なものに感じていただきました。
 テリーヌって何だろう、どんなものだろう、といったことの説明から始まり、調理手順の説明、また、調理をする際にするゴム手袋の理由やしっかりとした手洗いのコツなど、面白くてためになる話をシェフがすると児童はどんどんシェフに近づき、食い入るように話を聞いていました。
 一通りの調理の話の後は、いよいよ参加型の体験授業です。児童全員に切り分けたテリーヌを配り、あらかじめ用意した3種類のソースとミニトマトやグリーンアスパラガスなどの付け合わせで自由に飾り付けてもらいました。コック帽子をかぶった小さなコックさん達は全員真剣そのもの!完成後はみんなで美味しくいただきました。野菜が苦手な児童もいましたが、「苦手だったアスパラガス食べたよ」と元気に話す姿にシェフも大満足です。
 イベントの最後に宇都宮会長から「今日のことを忘れずに、そして、みんなのお母さんが美味しい食事を作っていることに感謝しましょう」と毎日の食の大切さをお話いただきました。
 ご協力いただきました田道小学校の先生方、東京地方本部のシェフの皆様および関係スタッフの皆様に心よりお礼を申し上げます。
 なお、シェフズデイとしてのイベントは首都圏をはじめ、全国の各地方でも開催されています。詳しくは会報誌「西洋料理」で取り上げる予定です。

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